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UXのきほん、今年も開催しました

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週末に、 UXの基礎講義のイベントを開催しました。「ブログを書くまでがワークショップ」ということで、簡単に開催レポートも兼ねて振り返りの記事になります。

2016/4/16(土) UXのきほん-サービスデザインに大事なコトについて -

http://uxbasic.peatix.com/

実は去年 (2015年)も同じ主旨のイベントを開催しましたが、今年も新たに 70 名の方にご参加いただき、懇親会も非常に盛況となりました!東京といえどわりと専門的な知識ゆえ、様々なイベントに参加していると徐々に見知った顔が多くなります。ですが、このイベントでははじめてお会いする方が非常に多かったのが新鮮でした。(みんなどこで知ったんだろう?)

どんな内容?

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(浅野先生のブログから写真お借りしました)

講師は浅野智先生。講義内容は 「UX」「サービスデザイン」「HCD/UCD」の関係性などをふまえつつ、かつてユーザビリティが求められた時代から、どう変化してきているのか?企業内のサービスデザインにおいて、新しい価値を生み出すために今求められている視点とは何か?といったことについて語られました。

去年の資料から更に改訂がなされ、直近の事例も盛りだくさんです。たしか私が初めてこのUX概論を聞いたのが5年前?くらいだったかと思いますが、その頃よりもサービスデザイン(持続的な企業におけるUXデザインの活動)のために必要なマインドセットの話が多くなっている印象。

講義の後に、ミニワークショップで今日学んだことの本質とは何かを実際に体感してもらいました。

当日の講義をグラレコでまとめました

イベント告知後「やりたいです」とのお申し出をいただき、グラフィックレコーディングは、静岡から常葉大学学生の広沢さん、小野寺さん、水沢さん3名がお越し下さり実施してくれました。

そして完成品がこちら。

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(補足 もしかするとブログを読んでいる人にはこれだけ見ても講義内容がわかりにくいかもしれませんが、今回のグラフィックレコーディングは共有のための議事録ではなくて、その場にいる参加者の議論や意思疎通を活発にするために用いられたものになります。)

当日は、懇親会でも多くの参加者からグラレコに関する活発な質問がなされていました。短時間で要点を読み取り、伝わりやすい形で図に落とし込んでいく姿を見ていると、会場内で彼女たちがもっともその瞬間成長しているのではと思います。

なぜこのイベントをしようと思ったの?

端的に言うと「UXデザインに興味を持っている誰かが、今いる場所から一歩をふみだすためのきっかけづくりになれば」との想いで、新年度の4月に開催しています。もっと良さげな言い方をするならば「私にUXを教えてくれた人々への恩返し」的な意味合いが強いです。

元々、私が HCD (人間中心設計)を学ぶきっかけになったのは、 5年前のUX KYOTOでこの講義を聞いたのがきっかけでした。(その頃は関西に住んでいた)

いま東京では、毎週のように多種多様な魅力的なワークショップや各社の事例発表会が企画されています。でも、意外と概念や基礎知識を学べる場所って少ないんですよね。もちろんHCDのサービスデザイン演習や産技大などきっちり勉強する場所はあります。でも個人でちょっと興味を持った段階で投資するには、そこそこに高額。なのでその手前というか、まずは5000円で知りたいことの入り口に立ち、似たような境遇の人たちとディスカッションする機会ってのはすごく重要だと思うのです。

ちなみに去年参加してくださった方の中には、今年人間中心設計の資格を取得された方や新サービスを立ち上げられた方もいます。今年参加してくださった方も、これが何か心境/環境の変化を与えられるきっかけとなっていたら幸いです。

さいごに

毎年講義の内容をアップデートし続けて2時間では説明できなくなってきた浅野先生、快く運営に参加してくれた有志スタッフの皆さん(こういうメンバーがあっという間に集まるのが、所属会社のよいところだと思ってます)、グラフィックレコーディングの常葉大学の皆さん、ありがとうございました!

ちなみに、もっと体系的に学びたい方にはこんな基礎講座が2016年5月から始まるそうですよ。

2016/05/11 (水) -9/21(水)

少人数制 UXデザイン講座 基礎編 全15回


他の参加者のブログはこちら

浅野先生のブログ 広沢さんのブログ 小野寺さんのブログ 水沢さんのブログ